旧三日市交番は、昭和27年に建築され、平成19年に三日市交番が三日市駅前へ移転するまで、地域の治安を守ってきました。
かつては駐在所としても使われていました。現在では府内最古の木造建築物です。
木造駐在所の形態を今日に伝える貴重な遺産であり、かつでの宿場町の雰囲気を残す周囲の景観によく馴染んでいることから、平成22年10月7日に河内長野市の指定文化財となりました。 建物の特徴は、洋風と和風の建築様式がまじりあっている点です。2階は半切妻屋根で、軒先と軒裏は洋風の納まり、外壁は下見板張りでペンキが塗られ、基礎はコンクリートもしくはレンガ積みとなっており、洋風建築の要素が見られます。一方屋根は日本瓦葺きの寄棟屋根、小屋組は和式、壁下地には竹小舞が組まれ、手前の執務室の他は、真壁に竿縁天井という和式になっています。
平成23年に保存修理が行われ、建築当時の間取りに整備されています。(シリーズ河内長野の遺跡9「高野街道」 より)
<旧三日市交番>
河内長野市三日市町1062
TEL:0721-62-5050
開館日:土曜日・日曜日・祝日 10時~16時
※平日のお問い合せはふるさと文化課へ(0721-53-1111 内線748)
●アクセス●
三日市町駅から徒歩約20分