大阪府立花の文化園の温室で、今年もキソウテンガイが開花しました。キソウテンガイの名が示す通り不思議な外見を持ち、非常に古い形質を残している植物です。アンゴラからナミビアにかけての過酷な砂漠環境にのみ生息しており、現地に近い環境を再現することで日本でも栽培が可能になります。
この植物の生長は非常に特徴的で、本葉を展開した後は中心の茎が枯れてしまいます。そして、最初に展開した2枚の本葉を枯死するまでひたすら伸ばし続けます。伸び続ける2枚の葉はカールしながら広がって行き、その形状は良く見かける植物とはほど遠いものとなります。
キソウテンガイは雌雄異株の植物で、花の文化園で1株だけ栽培されているこの固体は雄株です。
未だ近しい種類すら発見されていない特殊な植物キソウテンガイの姿をぜひ一度ご覧になってみてください。(花の文化園より情報提供文)
<大阪府立花の文化園>
河内長野市高向2292-1
TEL:0721-63-8739
●アクセス
◎鉄道・バスをご利用の場合
・河内長野駅から「滝畑ダム」行き乗車「奥河内くろまろの郷」下車徒歩10分
・河内長野駅から「高向」行き乗車「上高向」下車徒歩15分
◎車をご利用の場合:奥河内くろまろの郷の無料駐車場をご利用下さい。
・西名阪自動車道「藤井寺I.C.」から30分 ・阪和自動車道「美原北I.C.」(南行き)から20分
・阪和自動車道「美原南I.C.」(北行き)から20分 ・阪和自動車道「貝塚I.C.」から30分
・阪神高速道「三宅I.C.」から40分 ・河内長野駅から10分 国道170号線「文化園口」交差点を南へ500m ・南阪奈道路「羽曳野I.C.」から20分