観心寺は奈良時代の初め(701年)、役行者によって開創され、平安時代、弘法大師空海により、境内に北斗七星を勧請され、衆生の除厄のために本尊如意輪観音菩薩を刻まれ、寺号を観心寺とされました。
如意輪観音菩薩は平安時代の密教美術の最高の仏像と言われ国宝になっています。毎年4月17日・18日に『御開帳』があり、如意輪観音菩薩をご覧いただくことが出来ます。
如意輪観音菩薩を中心に、不動明王・愛染明王・八観音・四天王が祀られ、周囲に北斗七星が配置され、南に訶梨帝母天を祀り、立体の七星如意輪マンダラを構成しており、一巡すると厄除になります。
境内には大阪府下で本堂として最古の国宝建造物である『金堂』があり、背後の山の緑に朱色が映えてとても美しいです。
また、支院の中院は、楠木の菩提寺で、楠木正成は8~15歳まで、ここで龍覚に仏道修行について学びました。
延元元年、湊川で戦死したのち、正成の首級は足利尊氏の命により観心寺に届けられ、『楠公首塚』として祀られています。
毎年五月には『楠公祭』が行われています。
秋には、紅葉が美しい境内ですが、お盆が終わった今の時期は、さるすべりがきれいな花を咲かせていました。
l11月26日・27日には『文化財ライトアップ』が開催され、夜の観心寺が賑やかに彩られます。金堂を使ったライティングショーが開催されますので、ぜひお見逃し無くお越し下さい。
<観心寺>
河内長野市寺元475
TEL:0721-62-2134
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河内長野市鳩原1310
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