流谷八幡神社の「縄かけ神事」は、創建時の勧請を行うにあたって、より合わせた縄を谷にかけたのが始まりである。流谷を挟んで右岸に勧請杉が、左岸(神殿側)に柿の木が在り、毎年正月に両木の間に、勧請掛け縄と呼ぶ注連縄(重さ約100kg、長さ約70m)を張り渡し、この注連縄がいつ切れるかによって、その年の豊凶を占います。
毎年地元の方々の手により、朝から作業が始まり、お昼頃には流谷に真新しい注連縄が張られます。
◆縄駈け神事 開催日:2017年1月7日(土) 午前中
流谷八幡神社には、府指定天然記念物の「大いちょう」の巨木があります。
このいちょうは、雌株で樹高30m、幹周り約5.5mを測定します。幹の付け根部分にはいくつかの乳状の突起が垂れ下がり、根は急斜面の岩盤にはりつくように露出し、力強さを感じられます。樹齢四百年以上と言われています。(設置看板より)
秋祭りの宵宮の夜には、提灯祭りが行われ、御神燈と書かれた高張り提灯を持った氏子たちが神社を目指して行列して歩きます。宮入すると、拝殿前に高張り提灯を立てて、五穀豊穣、無病息災、家内安全などが祈願されます。
夜の闇の中に浮かび上がる提灯行列は、幻想的で厳かな空気に包まれています。
本宮の日は、流谷地区から下天見地区へと御神輿が巡行されます。
<流谷八幡神社>
河内長野市天見3311
南海高野線天見駅より徒歩15分