2017年4月18日(火)
境内では、ソメイヨシノが終盤を迎えて、八重桜がかわいいピンクの花を咲かせています。
新緑の彩りに、やまぶきの花の色が鮮やかに映っていました。
4月17日、18日は年に一度のご本尊如意輪観音菩薩(秘仏 国宝)の御開帳が開催され、全国からたくさんの方が足を運ばれました。18日はお天気にも恵まれ、ほんとうに心地良い一日となりました。
観心寺は大宝元年(701年)、修験道の開祖役小角(役行者)により開かれました。そして、大同三年(808年)、弘法大師空海が、国家の安泰と人々の厄除のために如意輪観音菩薩を刻み本尊とされました。
境内には、如意輪観音を中心に不動明王、愛染明王、八観音、四天王が祀られ、周囲に北斗七星が配置され、南に訶梨帝母天を祀り立体の七星如意輪マンダラを構成している「星塚」があり、一巡すると厄除になるそうです。
観心寺の中院は楠木の菩提寺で、楠木正成は8~15歳までここで龍覚に仏道修行について学びました。1336年湊川で戦死した正成の首級は、足利尊氏の命により、観心寺に届けられ、楠公首塚として祀られています。
毎年5月(20日~26日の間の日曜日)には『楠公祭』が開催されています。
【本尊 如意輪観音菩薩】
◎国宝 秘仏
手が六本の観音さまで、如意宝珠を持つので如意輪観音と言う。
平安時代の密教美術の最高の仏像と言われています。
【金堂】
◎国宝
大阪府下で本堂として最古の国宝建造物である。和様、禅宗様、大仏様の折衷様式の代表的な遺構である。本尊は如意輪観音で、脇侍は不動明王、愛染明王、内陣に板製の両界曼荼羅がある。
★観心寺へのアクセスなど詳細は観心寺公式HPをご覧下さい。