西代神楽は、享保十七年西代藩主本多忠統(ただむね)が、河内西代藩陣屋から伊勢神戸に転封(てんぽう)された際、その徳をしのんで西代神社に奉納したのが始まりとされています。
緋色の敷物を敷いた二間半四方の舞場を設け、四方に斎竹を立て注連縄を張り、その中で神楽が行われます。
神楽は、鳴物・舞方・後見役で構成され、笑いあり、ハラハラどきどき、目が離せません。
西代神楽は伊勢神楽系統の代表的なもので、その演目は計十曲から成り、獅子役と囃子方は、紺の着物に茶褐色の袴という揃いの服装で、真似師と言われる道化役のみ別の服装です。
『西代神楽』は、河内長野市指定無形民俗文化財になっています。
*転封(てんぽう):幕府の命令で、大名の領地を他に移すこと。
*斎竹(いみだけ):神様を迎える清浄な場所の表示として、青竹を祭場の四隅に立てること。
*注連縄(しめなわ):竹の上部約2メートル高さで右奥(艮(うしとら)の方=東北)の隅より時計回りに張りめぐらす縄のこと。
■開催日時:2017年10月6日(金)19時~21時くらい
■開催場所:西代神社境内
<西代神社>
河内長野市西代町16-5
TEL:0721-53-1762
*河内長野駅より徒歩約10分(ラブリーホール裏)