蟹井神社
蟹井神社は、天喜2年(1054年)の創建と伝えられ創建当時は『甲斐神社」と呼ばれていました。
南北朝のころ楠氏一族が戦勝を祈願したと言われていますが、延宝4年(1676年)の火災で焼失しました。
当社の南の天見川に「蟹井の渕」があり、これが社名の起源と言われています。
10月上旬に秋祭りが行われ多くの人で賑わいます。
天見の見坂・茶屋出・島の谷の3地区から高提燈を仕立て、神社に集まり、祇園囃子を唄いながら参拝するさまは、にぎやかな中にも荘厳さがあります。本殿前にたくさんの提燈を立てかけ、続いて湯立て神事が始まります。
また、翌日には、若者たちが神輿を繰り出し祝いますが、境内の一角にある老松に力いっぱいぶつけるさまは勇壮です。