天野山金剛寺は、聖武天皇の勅願により、行基が開創し、弘法大師が修行された霊域です。
明治の初めまで女人禁制であった高野山に対して、高野山より真如親王筆の弘法大師御影第三転写本を賜り、御影堂に奉安し女性の参拝を許したので「女人高野」と呼ばれる様になりました。
境内には重要文化財をはじめ、歴史的に貴重な建物や仏像などが数多くあります。
11月3日(火祝)、金剛寺本坊に於きまして、重要文化財である『日月山水図屏風』の特別展示が催されます。
この屏風は、六曲一双(6枚のパネルで構成される屏風が2隻で1セットとなっているもの)で、描かれており、題材は四季山水図とも呼ばれるもので、四季の移り変わりを描いたものです。右側の隻の右端には、松と満開の桜が描かれており、春の様子が見られます。続いて山の間に金箔で日輪が表現されており、夏が描かれています。左側の隻の右端には、まず雪山が海の向こうに見える冬が描かれ、続いて左端には紅葉の秋景色が描かれ、その中に滝と銀箔の月が見えます。
とても素晴らしい風景です。
ぜひ、この機会にじっくりと間近でご覧下さい。
境内は、少しずつ秋が深まってきています。
☆詳細は、天野山金剛寺公式HPをご覧下さい。