縄の一方の端を流谷川の左岸にあたる神社側の柿木の立ち木に結わえつけ、もう一方の端を川の右岸の「勧請杉」と言われている立ち木に結わえつけ、
縄に結びつけてある補助縄を橋の上から引っ張りあげながら縄を掛け渡します。
縄かけの神事は、ムラの境とされるところに太いしめ縄を張り、そこからムラ内へ疫病や魑魅魍魎が入ってこないようにして、
無病息災と五穀豊穣を祈願するという意味を持つ神事です。市内では他の地域でも縄かけが行われていましたが、
今では簡略化されたり、廃絶されています。この八幡神社の縄かけは、伝統的な形態と規模を保っており、とても貴重な神事です。
新型コロナウイルスの1日も早い終息をお祈りしたいですね。
(1月15日撮影)
●流谷八幡神社
大阪府河内長野市天見2211
交通アクセス
最寄駅:南海高野線天見駅下車後、徒歩約15分