西高野街道沿いの原町付近に石造物群があります。 この石造物群は、十三が刻まれた板碑2基、地蔵菩薩立像1体、観音菩薩立像1体から成り、現在は原町地蔵講によって祭られています。
※十三仏・・・初七日から三十三回忌までの13回の法要に割り当てた十三体の仏・菩薩のこと
この場所の南側にはかつて阿弥陀時という寺院があり、本はこの寺院の境内にありましたが、明治時代に廃寺になったため、この場所に祭られるようになったと言われています。
十三仏板碑には、寛永十一年(1634年)に原町の庄屋・俵屋が施主となって、両親、隣組の住人らの供養のために建立したことが記されていますが、とくに右奥の板碑は、像高228cmあり、河内長野市最大級の大きさで河内長野市の有形民俗文化財に指定されています。