盛松寺は、大同三年六月(808年) 弘法大師が唐に留学され、帰朝後勅命を受け泉州槇尾山に修業道場を求め巡鍚の途次、この地で昼食を食べられたそうです。
当時、この地で疫病が流行っており、それを見た弘法大師が、村人に井戸に汚水が入り込まないために排水路の設置など衛生的な指導と、冬至に柚子と味噌で『柚子みそ』を作り、それを食することによって身体が健康になり、疫病にかかって苦しむことは無くなると、その製法を伝えられたという伝承が残っています。
盛松寺では、お大師さまがお教えになりました「柚子味噌」を、毎年12月21日(終い弘法)に、参拝者にお供物として配られています。 梅雨の今の季節、境内には、美しい蓮の花が咲き誇っています。
<盛松寺>
河内長野市楠町西1211番地
TEL:0721-53-3037
南海高野線千代田駅より西へ800m