天野山金剛寺は、奈良時代に僧行基が聖武天皇の勅命によって開創し、平安末期に後白河法皇と皇妹八條女院の帰依を受け、阿観上人が復興されました。
境内には歴史的に貴重な建物や仏像など数多く在り、「大阪みどりの百選」にも選ばれており四季折々に美しい姿を観る事が出来ます。
年が開けると、梅が蕾を付け始め、2月の節分の頃には境内に赤白ピンク色の梅の花が見頃です。春になると桜が咲き始め、「楼門」を入ってすぐのところに立つ枝垂桜が満開になった姿はため息が出るほど美しいです。枝垂桜が終盤を迎える頃には、並木道の八重桜が見頃になり、珍しい御衣黄の花も観ることが出来ます。
初夏の若葉の中で見る景色も素敵です。
そして、秋の紅葉に染まる風景は心に残る風景になります。
天野山金剛寺では、毎年2月3日に『節分 星祭大法要』が催されます。
たくさんの僧侶達による読経の後、結界が張られた護摩壇の四方(東西南北)へ山伏が法弓の儀を行い
護摩壇に火が入ります。たちまち真っ白な煙が立ちのぼり、まるで天に上る龍の姿のようです。
ゆっくりと炎が上り、勢いよく燃える様は圧巻です。
護摩供養が終わると、福豆が配られます。甘酒などの接待などもあります。
【節分 星祭大法要 柴灯大護摩供】
◆開催日時:2017年2月3日(金) 13時から