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2017年7月20日

涌出山 岩湧寺(ゆうしゅつざん いわわきじ)

岩湧寺は、岩湧山北側の中腹に位置し、寺伝によれば大宝年間(701~704年頃)に文武天皇勅願により修験道の開祖である役小角(役行者)が開いたとされています。岩湧寺の山号「涌出山」は、(法華経の)涌出品と、寺のある周辺が岩の湧き出ているようなところであることから名付けられたと言われています。

 室町時代後期に建てられた多宝塔は、重要文化財に指定されており、三門二層の建物で亀腹上に建つ。本尊である大日如来坐像(重要文化財)と愛染明王坐像(河内長野市指定文化財)を安置していましたが、現在は堺市博物館に寄託されています。
 本堂は江戸時代初期に建てられたものと考えられており、河内長野市指定文化財となっています。(岩湧寺パンフレット参照)
 境内には、樹齢500年以上のカヤの大木があり、河内長野市指定天然記念物になっています。
 毎年5月上旬にはシャクナゲが、8月中旬から9月下旬頃にはシュウカイドウの花が寺の周辺に咲き誇り、美しい姿を見ることが出来ます。
◎岩湧寺
河内長野市加賀田3824番地

★岩湧寺へのアクセス情報、周辺の季節情報などは、岩湧寺に隣接する「岩湧の森 四季彩館」HPをご覧下さい。
<岩湧の森 四季彩館>
河内長野市加賀田3822-1
TEL&FAX:0721-63-5986
開館時間:10時~16時30分
休館日:月曜日(月曜日が祝休日の場合は翌日休館)年末年始
メールアドレス:iwawakinomori@gmail.com
岩湧の森 四季彩館HP

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2017年7月19日(火)
 天野山金剛寺へ行ってきました。
平成21年から始まった平成の大修理でその姿を拝見することが出来なかった「金堂」が美しい朱色になり深緑に染まる境内に鮮やかな姿で建っていました。
 今年(平成29年)3月に、ご本尊である「大日如来坐像」、脇侍の「不動明王坐像」「降三世明王坐像」の三体が国宝に指定されました。来年(平成30年)3月27日に「落慶法要」が予定されており、ご本尊もそれまでにはお戻りなられるそうです。(詳細につきましては、お寺にお尋ね下さい。)
 現在は、「大日如来坐像」「不動明王坐像」は、京都国立博物館、「降三世明王坐像」は、奈良国立博物館で保管展示されています。

 夏の陽差しの中、境内では、蓮の花がきれいに咲いていました。

 天野山金剛寺では南朝の御在所(摩尼院)と北朝の御在所(観蔵院)が同時期に存在したという歴史があり、貴重な文化財が保管されています。
 観蔵院は、美しい庭園と共に拝観することができます。
 
 
<天野山金剛寺>
大阪府河内長野市天野町996
TEL:0721-52-2046

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